鎌北湖のヘラブナをひだ池に運搬するための積み込みをお手伝い&撮影

以前の記事で紹介させて頂きましたが、埼玉県毛呂山町にある鎌北湖(乙女湖)は建設年が古いため、堤体が地震に耐えられないということで耐震補強の工事が決まりました。

耐震工事をする堤体=一番水深がある堰堤であるため、魚がどこかに退避していられるスペースはありません。
なので、工事終了までの2年間で水は入らずヘラブナをはじめとした色々な魚たちが干上がって死んでしまう・・・はずでした。

ホワイトナイトは愛知県豊田市にあるひだ池の代表奥村氏

今回鎌北湖のヘラブナをひだ池で引き取る代わりに、堤体の工事が終了したらヘラブナの稚魚を贈りましょう。というのが今回の大まかな概要になります。

一応補足しておくと、ここで言うヘラブナの稚魚とは1年魚(約7寸、21cm前後)を表しているので、よく口を使うサイズです。

詳細な内容は動画の内容を確認して頂くとして、今回は鎌北湖保勝会の市川代表や会の方たちが設置してくれていた生簀にキープしていたヘラブナを水槽つきのトラックへ積み込む作業をお手伝いしました。

生簀から水槽にどうやってへらぶなを移す?

9月23日に鎌北湖へ駆けつけたところ、魚を積み込むために集まったメンバーは・・・

ひだ池の代表である奥村さん
寺田鮎養殖の寺田利貴さんと奥様
日研 蕨支部の佐竹喜仁さん
日研 赤坂支部の嵯峨康仁さん
そしてワタクシSBFJのトネガワ

以上、6人でした。

そしてこの日はクレーン等の用意もなく、生簀から水槽に移す作業をすべて手作業で行う事に・・・
更にトラックまで階段があるため、かなりの重労働でした。

その後はクレーンが導入され、かなり楽になった!

その後、9月30日の救出大作戦最終日にも駆け付けたのですが、 運搬作業初日の失敗を生かし てユニックのクレーンが用意されていました。
これによって、積み込みの負担がかなり軽減されたのは言うまでもありません。

そのような背景もあって、今回手伝うか撮影か考えた結果、撮影に専念させて頂くことにしました。

今回の動画はドキュメンタリー調になっており、全体的に見やすいと思いますので、よかったら動画をご視聴ください。

鎌北湖のヘラブナ救出大作戦の裏側

ヘラブナを釣って生簀に入れるだけが救出と考えていた

よくよく考えてみればわかることでもあるんですが、ヘラブナを釣って生簀に入れるまでが救出と私は考えていましたが、 こういう裏方の作業があるんだなと改めて実感しました。

今回救出したヘラブナはすべて愛知県豊田市にあるひだ池に放流済みとのことなので、2020年のどこかで埼玉県から愛知県に遠征して、ひだ池でへらぶなに再会しようと思います。

また、今後もいろいろと池干し等の情報を入手したら動画を撮影してYouTube上にアップしていけたらと考えておりますので、もし情報等がございましたらお問い合わせページよりご連絡いただければ幸いです。